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港北区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

区内NPO 障害者支援カフェ新設 菊名拠点に就労の場提供

社会

公開:2016年10月6日

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「おからさん」店内。右端が青木理事長、左端が菱沼副理事長
「おからさん」店内。右端が青木理事長、左端が菱沼副理事長

 知的障害やダウン症などがある人の就労の場を提供しようと、区内のNPO法人フラットハート(青木恵美子理事長)が菊名駅西口近くに10月8日(土)、カフェ「おからさん」をオープンさせる。今後は障害者の経済的自立を目指し、活動を進めていく方針だ。

 「おからさん」は、白を基調とした店内に植物を多く配置、落ち着いた雰囲気のなか、区内の豆腐店などから仕入れたおからを使ったランチ、コーヒーなどを提供する。スタッフの一員として知的障害者などが調理補助や接客にあたる。青木理事長は「皆で協力しながら良いお店づくりを目指す」と笑顔を見せる。

国の助成を受ける

 同法人は、カフェをオープンさせるにあたり、国から訓練給付金を受けられる「就労継続支援 B型事業所」に申請し、認可を得ている。同制度は、障害で企業などに就労することが困難な人に、将来自活できるための”訓練の場”として働く場所を提供するNPOなどを支援するものだ。

 カフェ新設のきっかけは、青木理事長が、知的障害者などが働く「(社福)かれん」で通所者にアロマハンドケアセラピーを施してきたことだった。セラピーを続けるうち、重度の知的障害者から「自分もやってみたい」と声をかけられ、それを機に、週1回・4時間以上指導。現在では10人以上が施術できるようになり、13年からは老人ホームで高齢者に有料でアロマハンドケアを行うまでになっている。青木理事長は「障害者は働く選択肢が少ない現実があるが、自らお金を稼ぐことは生きがいになる。それを後押ししたかった」と当時の気持ちを振り返る。

 その考えをさらに推し進めようと、友人であり、精神保健福祉士の菱沼由美さん(現副理事長)に声をかけ、横浜市とも相談する中で、「障害者が働ける場所を自分たちで作ろう」と話は進んでいった。検討を重ねた結果、誰もが立ち寄れ、店内でアロマハンドケアもできるカフェを立ち上げることに。菱沼副理事長は「障害者の1カ月の賃金が数千円というところもある。私たちの取り組みは、こうした現実に一石を投じたい思いがある」と熱を込めて語る。

 「おからさん」は、午前11時から午後5時まで営業。土日休。問合せは【電話】045・859・9960。

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