放置自転車、4年で6割減 今年度は区内で181台
金沢区内の京急5駅(京急富岡・能見台・金沢文庫・金沢八景・六浦)周辺の放置自転車台数が、過去4年でおよそ6割減少していることがわかった。
横浜市道路局交通安全放置自転車課は毎年11月、雨を除いたある1日に、駅から半径約300mの放置自転車台数を調査している。2012年度の金沢区内の総数は181台。1063台だった08年度を大きく下回った。区地域振興課は「モラルを呼びかけるだけでは限界があるため、21年度から撤去活動を始めた。これが浸透してきたのでは」と話す。撤去作業は路上や歩道の放置自転車に禁止札を貼り、一巡して警告札を貼る。1時間しても移動しない自転車は寺前と鳥浜町にある保管場所へ撤去。2カ月経つと処分される。
金沢文庫駅の放置自転車を預かる鳥浜町保管場所に、ひと月に運ばれる自転車はおよそ100台。昨年10月、放置バイクの引き取り率が100%だったのに比べ自転車は47%ほどだった。
駅周辺では啓発活動も行われている。警備服を着た啓発員が、駐輪禁止の注意をするなど指導にあたる。区は今後もこれらの活動を継続する方針だ。
放置数が最多なのはすずらん通り周辺。朝は通勤、日中は買物、夜は通塾などで金沢文庫駅を使う人々の自転車放置が目立つ。同課は「点字ブロックの上に乗っていると視覚障者や高齢者にとって危険。道路に出ていると救急車両が通れない恐れもある」と注意を促している。
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