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地元菓子で被災地支援 ボラバス 区内4社が協力

社会

公開:2013年9月26日

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提供された食品を被災地へ
提供された食品を被災地へ

 9月20日夜、金沢区役所前からボランティアバスが宮城県南三陸町へ出発した。主催は金沢区災害ボランティアネットワーク(災ボラ)と横浜市金沢区社会福祉協議会。荷物には区内企業4社から提供された菓子や佃煮の入った段ボールが積まれていた。「地元金沢の食品をお土産に持っていくことで、2年半たった今でも、『私たちは忘れていない』というメッセージを伝えたかった」と災ボラ代表の外山薫さんは話す。 

 「震災から月日が経ち、現地の人のニーズが変わってきている。今必要とされているのは心のケア」と感じた外山さんは、8月下旬から区内の企業を1社1社回り、協力を求めてきた。菓子製造業の「かをり」「喜友」「豊栄(銀座あけぼの)」と食品製造業の「南部フーズ」の4社が商品の提供を快諾。レーズンサンド150袋(かをり)、最中2種各100個(豊栄)、クッキー3種各50袋(喜友)、ごま昆布など佃煮3種20袋(南部フーズ)が集まった。かをりの取締役工場長の中原一久さんは、「我々にできることであれば協力したかった。お菓子とお茶が、少しでも被災者の心を癒してくれれば」と話した。

支援に終わりはない

 ボラバスに参加した38人は、22日まで仮設住宅の訪問や農作業の手伝いなどのボランティア活動を行った。持参した菓子は、仮設にサロンを開くなどして、現地の人々に振る舞われた。外山さんは「沢山のお菓子があったので、皆さんにまんべんなくお届けできた。今までにない楽しさがあったと喜んでいただけた」と現地の様子を語る。

 1年に1回の割合で企画されている金沢発ボラバスは、全体で5年計画。3・11から約2年半たった今でも、全国には約29万人の避難者がいる(復興庁HPより。8月12日現在)。東日本大震災はまだ終わりでなく、現在進行形だ。糸へんを人べんにして「絆(きずな)」から「伴(とも)」へ--。「支援にこれで終わりということはない。ともに前を向いて進んでいければ」と力を込めた。

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