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大橋新太郎の石碑建立 西柴住民が呼びかけ実現

公開:2014年4月10日

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石碑と発起人会のメンバー(左端が太田代表)
石碑と発起人会のメンバー(左端が太田代表)

 金沢の発展に貢献した明治の実業家・大橋新太郎の功績を後世に伝えようと、西柴団地に住む有志が金沢町第2公園(金沢町)に別荘跡碑を建立した。4月6日には「お披露目会」が行われ、地域住民らが完成を祝った。

 式当日は雨が時折激しく打ちつけるあいにくの空模様だったが、会場となった公園には約5、60人が集まった。西柴自治会の上田利隆会長は「住民有志だけで完成でき、地域の底力を発揮できた。誇りを感じる」と挨拶。除幕式で、表に「大橋新太郎別荘跡地」、裏に「生誕百五十周年記念」と刻まれた高さ1mほどの石碑が披露されると、参加者からは拍手が起こった。

「つながり示すチャンス」

 計画が持ち上がったのは昨夏。生誕150周年を記念し、区役所が大橋新太郎を広くPRしている時だった。「西柴団地とのつながりを形で残す良いチャンスだと思った」と発起人会代表の太田耕蔵さん(79)は振り返る。9月、地域活動のリーダー的存在である人に協力を仰ぎ、10人で発起人会を立ち上げた。資金は浅く広く募ろうと一口1000円で募ることに決めた。

 大橋新太郎は関東大震災で倒壊した称名寺や金沢文庫の復興に尽力した人物。1905年ごろから井伊直安の別荘、海岸尼寺跡(現金沢町第2公園含む)および近隣を買い受け、別荘を建設した。しかし、60年代半ばに造成された団地の住民の中で、これを知る人はごくわずか。「まずは、知ってもらわないと」と考え、ホームページや自治会便りへの掲載や、講演会の開催などで活動の輪を広げていった。そうした努力が実り、協賛は「想定外の大成功」となる212口に。太田代表は「この価値ある歴史を子どもたちに伝えていければ」と期待を込める。

 金沢区もこうした動きを受け、石碑の隣に大橋と別荘跡を紹介する看板を設置した。林琢己区長は「(昨年の区のPR事業に対する)共感が形に表れた。本当にありがたい」と話した。

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