横浜駅西口に、無料で1時間利用できる「市営自転車駐車場」が市内で初めて設置された。これは市道路局が同駅周辺の放置自転車対策として実験的に導入したもので、5月12日から施行されている。期間は6月30日まで。
市交通安全・放置自転車課によると、同駅周辺には約3千台の駐輪場が設けられているが、駅に近い駐輪場は通勤・通学の利用で早朝にはほとんどのスペースが埋まってしまうという。そのため、日中に同駅の商業施設などを利用しようと自転車で訪れる人が駐輪場に止められず、違法駐輪につながっていた。同課の担当者は「買い物客など昼間の違法駐輪は短時間の場合が多いです。この設置で違反者が減ってくれれば。利用の回転が良ければ期間延長も検討します」と話した。
今回新設された駐輪場は51台分。北幸2丁目の商業施設「ハマボールイアス」前の道路沿いで、毎日午前10時から入口が開放される。最初の1時間は無料で、超過すると1回80円の利用料が発生する。
地元協議会も期待
また同エリアでは3年程前に地元の企業や住民らを中心とした「北幸安全・安心街づくり協議会」が発足。西区役所や戸部署などと協力し、定期的に放置自転車の取締りを行っている。同会の永岡豊事務局長は「もともとオートバイの違法駐車が多かった場所なので、この整備で景観もよくなると思います」と語った。
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