宮前ガバナンス12月号 連載寄稿 動き出す鷺沼駅周辺地域再整備 川崎市議会議長 石田やすひろ
12月9日(金)川崎市議会まちづくり委員会において「鷺沼駅周辺再編整備に向けた検討状況について」の報告がありました。
計画内容によると、今の駅舎と既存商業施設を含め、一体的な再編整備を行うものです。計画区域は駅を中心に、約1・5haとなります。整備により、駅前広場が拡大され、利用する市民にとっての生活の質と、交通の利便性を高める事になります。
鷺沼駅が誕生したのは昭和41年。その当時の駅周辺は、住宅が少なかったようです。事実、当時の宮前区の前身のエリアとなる宮前地区と向ヶ丘地区の人口は、4万4283人でした。現在の宮前区の人口は22万7607人ですから、50年間で5倍以上になったことになります。
鷺沼駅では、駅前広場が狭いうえに人口増などにより、慢性的な道路渋滞と混雑が課題となっています。平成27年6月には本市と東急電鉄の間で、「包括連携協定」を結んでいます。内容は「駅を中心としたまちづくりやアクセス向上に関する事」「沿線の暮らしやコミュニティの発展に関する事」「沿線の魅力向上に関する事」の3つです。予定では、平成28年度内に都市再開発方針2号地区指定、平成30年度に都市計画決定、平成31年度以降に工事となっています。
今後は、川崎市と東急電鉄、地域関係団体との連携で再編整備が進められることになります。橋上の空間を有効活用しながら、市民に最も求められる機能を有した駅となることを期待します。また、宮前区の地域課題の解決につながる利便施設を設置するべきです。川崎市議会と致しましても、区民の皆様の意見を聴きながら計画の策定に意見をしていきたいと考えています。
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