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川崎区・幸区版 公開:2018年8月3日 エリアトップへ

7月に横浜税関川崎外郵出張所長に就任した 青山 繁俊さん 宮前区在住 53歳

公開:2018年8月3日

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工夫重ね何事も楽しむ

 ○…横浜税関川崎外郵出張所長に先月1日付で就任し、約130人の所員の陣頭指揮をとる。日本に来る国際郵便物の約9割を検査、管理し、日々危険ドラックやコピー商品などの違法郵便物を取り締まる。緊張感みなぎる現場で働く顔はさぞや厳しいのではと思いきや、気さくな話しぶりと笑顔が印象的だ。

 ○…「面白い職場だと思うよ」と話す税関には1987年に入関。幅広い業務に興味があった自身にとってはうってつけの職場だ。これまで横浜税関監視部、関税中央分析所など10以上の部署を経験。フィリピン勤務も長く、95年には外務省に出向し、フィリピン日本大使館で働いた。37歳の時にはフィリピン財務省に派遣職員として勤務。アロヨ元フィリピン大統領との握手は思い出深い。海外では苦労も多かった。当初は慣れない英語に悪戦苦闘。多くの書類を処理するため知恵を絞って作業をするうち、いつしか仕事にも慣れた。「創意工夫」はこうした経験から生まれた座右の銘だ。

 ○…2020年の東京五輪・パラ五輪に向け、取締りの強化は目下の命題だが、臆することはない。そう答える自信の原点には、フィリピン時代に9・11後のテロ対策として、国際物流のリスク管理を体で学んだ経験がある。あらゆる過去の事例を学び、活用することで「違法郵便を徹底的にあぶり出し」てきた。積み重ねた知識がテロの芽を水際で食い止める。

 ○…宮前区育ち、宮前区在住。幼少期は夏休みなどに父の実家がある大師近辺に訪れ、よく畑のイチジクなどを食べて過ごした。今は妻と3人の娘、2人の息子の7人家族。毎日早朝に起きて息子2人の弁当を作り、休日は妻のため「一日中家事をしている」と笑う顔は所長ではなく、家族思いの父の表情だった。

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