伊勢原の早春の風物詩のひとつとなっている大山登山マラソン―。第27回大会が３月11日（日）に開催される。伊勢原駅北口をスタートに大山阿夫利神社下社までの９・０Km、１６１０段の石段に標高差約６５０ｍのワンウェイコースは県内屈指の難コースとして人気。今年は男女合わせて２４９２人と過去最高の人数がエントリーしている。またスタート地点となる伊勢原駅北口の『竜神通り』では、ランナーの歓迎と震災の復興を願うイベントも開催される。



　昨年３月11日に発生した東日本大震災の影響で前大会は中止となり、２年ぶりの開催となった大山登山マラソン。過去最高となる２４９２人のエントリーの中には、北は北海道、南は宮崎県まで、全国各地から健脚自慢のランナーが集まる。



　同大会は、約７Km地点から始まる独楽参道から大山女坂へと続く１６１０段の石段が最大の難所。急な石段を這うように進む過酷なコースだが、ランナーのリピート率が高いのも特徴。



　また、豪華なゲストランナーも人気のひとつで、今大会には２００６年の名古屋国際女子マラソンで優勝、３度のオリンピック出場経験のある弘山晴美さんをはじめ、真木和さん、小幡佳代子さん、高橋千恵美さん、市川良子さん、市橋有里さん（既婚者はすべて旧姓）と、過去最高となる６人の女性ゲストランナーが登場。各回に２人ずつ参加し、ランナーと一緒に大山路を走る。



大会を主催する大山マラソン実行委員会は「昨年、震災で中止になった大会が今年は「３・11」に開催されます。福島、宮城、岩手からの参加者をはじめ、選手の皆さんには精一杯、マラソンを楽しんでほしいです」と話す。



《スタート時刻と部門》



▼午前10時スタート



男子50歳代・60歳以上



▼午前10時30分スタート



男子40歳代・女子



▼午前11時スタート



男子30歳代・29歳以下



道路では交通規制有。



※今大会から、コース変更によりランナーは大山バイパス（新道）を通らずに旧道を走る。また、大会主催者による参加選手の着衣等の運搬は無いので注意。