愛川町 125事業所が受け入れ 町立中学2年生の一斉職場体験
「愛川町の子どもたちは、愛川町の大人で育てます!」をキャッチフレーズに平成23年度愛川町立中学2年生一斉職場体験が1月18日から3日間の日程で始まる。今年度は町内外の125事業所が中学生を受け入れる。
愛川町は「多くの人と関わり、働く人の生き方に触れ、将来の自分を思い描き、今を一生懸命頑張る気持ちを持ってほしい」との想いで、平成18年度から地域事業所の協力の下、中学生の職場体験を行っている。今年もスーパー・美容院・飲食店・工場・福祉施設・コンビニエンスストア・保育園・小売店など町内外125事業所が受け入れ先として協力する。
総合的な学習の時間に行う職場体験。町教育委員会によると学ぶことや働くことを実感する場として生徒や保護者にも好評だという。同委員会が昨年度生徒に行ったアンケートではおよそ93%が「このような機会があったらまた参加したい」、また受入れ先事業所のアンケートでもおよそ81%が「生徒たちは意欲的に取り組んでいた」とそれぞれ回答したという。
今年度の町立中学2年生はおよそ400人。生徒たちはそれぞれの学区内にある事業所を基本として、希望などが考慮され、昨年中に受入れ事業所が決定している。
期間中、生徒たちは家を出て直接体験場所へと”出勤”。午前7時から午後5時の範囲内で、受け入れ先の都合に合わせ1日5時間半から7時間半勤務する。その間、教職員は挨拶等に訪れ生徒たちの様子を確認するが、それ以外は体験のよりよい効果を上げるために必要な場合を除き顔は出さないという。終了後は各学校で発表会等が予定されている。
教員委員会担当課は「働くことの大切さや社会のマナーやルール、仕事への取組み方など外に出て生徒たちが初めて気づくことも多い。職場体験を通して生きる力を養ってもらえれば」と話している。
問い合わせは愛川町教育委員会教育開発センター【電話】046・285・2111(内線3619)まで。
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