聴覚障害者が不安なく鎌倉を散策できるようにと、手話動画などの機能を盛り込んだスマートフォン向けのアプリケーション「手話で巡る鎌倉世界遺産候補地」を、(株)計装エンジニアリング(市内植木、木村久人社長)が開発した。手話サービスを提供するNPO法人「シュアール」(藤沢市、大木洵人代表)との共同によるもの。2月中旬から無料提供している。
現在のアプリは、アンドロイド向けでiPhone版も5月以降に対応予定。
特徴は、寺社などを紹介する「手話動画」・GPS機能による「ルート検索」・画面をなぞるだけの「筆談機能」の3つ。トイレや広域避難場所なども地図上で確認可能だ。アプリは、アンドロイドマーケットでキーワード「鎌倉 手話」などで検索できる。
計装エンジニアリングでは、昨年から福祉に役立つソフト開発を検討。同6月、手話に焦点を絞り、IT技術を通して福祉活動を展開する「シュアール」に共同企画を持ちかけたという。
開発担当の同社、榊征倫(まさみち)さんは「聴覚障害の方にとって第一の言語である手話を動画で盛り込むなど、本当に役立つアプリを目指している」と話す。今後は聴覚障害者向けの緊急時情報伝達ソフト等を開発予定。
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