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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2015.07.24

柳島にクレーン船が座礁
相模川増水で500m漂流

  • 台風11号の接近で荒波にのまれるクレーン台船=7月17日午後6時頃・柳島の海岸

 先週末、四国・中国地方を縦断した台風11号の影響で、相模川河口に停泊していた工事用の無人クレーン付き台船が茅ヶ崎市柳島の海岸まで漂流した。

16日深夜行方不明に

 この船は湘南大橋下流の左岸で、船舶が航行できるように相模川の流れを調整する導流堤の復旧工事を行っていた450tのクレーン付きの中型台船「常陸150号」。16日は台風接近に伴い工事を中止していたため船は無人で、相模川河口付近で停泊。川の増水の影響を受け午後7時過ぎから動き始め、11時以降河口からは目視で確認できなくなり、行方不明となった。

17日夕方には約80mまで接近

 翌17日の早朝から、工事の管轄である平塚市職員と請負業者が陸上から捜索した結果、午前4時40分頃に約500m東方の柳島の海岸で発見。深夜に相模湾を漂流していたと思われる。

 午後6時頃の様子では、船は柳島キャンプ場に面する海岸沖の防波堤と波消しブロックに堰きとめられ、暗礁に乗り上げていた。台風の影響による荒波で、目視では海岸から約80mまで押し寄せられ、接近。座礁しているように見えた。

天候が回復次第、撤去

 周辺施設への接触事故や影響などはなく、船体に大きな損傷も確認されていない。同市では、天候と作業準備が整い次第、船内に流入している海水を抜き取り、船を回収するという。

 茅ヶ崎市では「不測の事態に備え、担当の各部署で体制を整えている。平塚市などが周辺パトロールを行っていますが、現場に近づかないようにして下さい」と話している。

(7月21日起稿)

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