「海水浴客も対象」は市内初 海開きに津波対策訓練
小田原市は7月19日の海開きに合わせ、御幸の浜、江之浦海水浴場で津波対策訓練を実施した。
今回で4回目となった津波対策訓練。例年は海水浴場の近隣住民らを対象とした訓練を実施してきたが、今年は初めて、海水浴客を対象に行った。
訓練は県職員、警察、市消防本部、海の家のスタッフなどを含む約60人が参加。相模湾沖で地震が発生し、大津波警報が発令されたことを想定して実施された。この日、浜辺を訪れていた海水浴客らは警察官、消防職員、ライフセーバーらの指示で即座に海岸を離れ、西湘バイパスの高架を通り抜けて堤防先へと避難した。また防潮扉閉鎖訓練も併せて行い、訓練に要する時間の検証と消防職員が活動する際の基準となる安全管理マニュアルに則った活動時間なども確認した。
今後も連携強化
埼玉県から海水浴に訪れていた平原さん一家は、何も知らないまま訓練に参加することに。無事に避難を終えて、「初めてこのような訓練に参加したが、子どもたちもびっくりしていた。夏休みに入り、これから海に出かける機会も増えると思うので、いざという時に備えたい」と親子で話し合っていた。
市防災対策課は「各市町村によって防災や津波への対策は異なるが、自然災害は全く予測することができない。小田原市内でも日頃の備えや、関係機関と地域住民との連携をより一層強化しなければいけない」と話した。
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