箱根登山デパート「ベルジュ」が姿を消し、地下街には「ハルネ小田原」がオープンした。小田原駅前東口が大きく表情を変えた2014年を振り返った。
1月、新生地下街の誕生に向けた工事でスタートした2014年。4月1日の消費税率8%開始と同日、地域医療の新拠点「おだわら総合医療福祉会館」が市立病院向かいに開所。5月、市内東町出身の柳沢慎吾さんら、小田原ふるさと大使が華を添えた50回目の北條五代祭りは、20万の人出を記録。7月の小田原ちょうちん夏まつりで、城外壁に投影された「デジタル掛け軸」や、かながわ観光大賞に選ばれた8月の「風魔まつり」は、小田原の観光に新風を吹き込んだ。
11月、駅前活性化の起爆剤として期待されるハルネ小田原の開業で、地下街は7年ぶりに賑わいを取り戻した。12月の衆議院選挙は、景気回復への取組みを訴える立候補者の熱弁に反比例するように、52・47%と低い投票率に終わった。
2015年は10月に駐車場施設が、11月にベルジュ跡地に新たな商業施設が完成する予定。小田原駅東口はまた大きく表情を変えるだろう。
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