小田原市がモルディブ共和国と、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプに関する協定を締結した。
小田原市と事前キャンプに関する協定を締結するのはエリトリア国、ブータン王国に続き3カ国目。キャンプ地を小田原に限定した単独協定は初。
きっかけは同国大統領の小田原訪問の打診があった2014年。大統領の体調不良などの理由で中止となったがその後、同国大使が市長を訪問し、翌年には市が大使館に出向き事前キャンプを含めた幅広い交流を提案。昨年はバドミントン女子ジュニア強化選手の合宿を受け入れるなどスポーツをはじめ友好な関係を築いてきた。
10月26日には、同国オリンピック委員会副会長のアハメド・ラティーフ氏と、加藤憲一市長が、報徳会館での協定締結式で協定書を交わした。協定書には、東京五輪の事前キャンプ実施における市内施設の利用や情報提供、滞在中の交流プログラムへの参加などが記され、パラリンピックも同等の調整を行うことなどが盛り込まれた。詳細は今後、両者の間で調整する。
モルディブは陸上、バドミントン、卓球、競泳などの競技で五輪出場が期待される。加藤市長は「小田原市は城山陸上競技場、小田原アリーナを含め施設も充実している。スポーツを一つの入口と考え、今後も関係を大きく発展させたい」と話し、ラティーフ副会長も「最先端の施設に加え、食や気候など環境面も充実している。加藤市長も協力的なので選手の好成績に期待したい」と思いを語った。
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