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公開日:2026.10.15
【横浜市青葉区】桐蔭学園 地元縁(ゆかり)の企業と竹林伐採 国際園芸博覧会で活用
鉄町の桐蔭学園で10月9日、地元縁の企業の協力で中等教育学校の生徒が敷地内の竹を切り出すプロジェクト「TAKE up AOBA」の初活動が行われた。放置竹林の保全を目指すとともに、来春の国際園芸博覧会のパビリオン建設資材やワークショップの素材としての活用を見据えている。
この取り組みは、同学園で授業終了後に行われている放課後活動「アフタースクール」の一環。桃山建設(株)(東京都)の代表を務める区内在住の川岸憲一さんが発起人となり、桐蔭学園が協力。中等教育学校の1年生から4年生までの生徒37人が集まった。
当日は、川岸さんや同社の社員らが現場で生徒たちへ直接指導を実施。「理想的な竹林の状態は、日の光が地面までしっかり差し込み、人が両手を広げても隣の竹に当たらないくらいの間隔」「切り倒す際は、竹が傾いて倒れていく方向に十分注意すること」「竹は水分や油分を含んだままだとすぐにカビてしまうため、バーナーを使って表面の油抜きを行う必要がある」など、道具の正しい取扱方法や安全確保のコツも丁寧に解説した。
生徒たちはグループに分かれ、生い茂る竹に鋸で慎重に刃を入れて手応えを確かめながら切り出し、建材用として使いやすい長さに短く切りそろえていった。さらに、木材用のハンマーを使って力を込めて竹を縦に割って竹ひごを作ったりと、慣れない作業に汗を流しながら夢中で取り組んでいた。
鉄町周辺では、古くから農家が冬に竹を編んで生活用品を作り、春には筍を収穫するなど竹林は生活に密着していた。しかし近代化に伴い工業製品が普及すると竹は利用されなくなり、手入れの届かない放置竹林が増加。日光を遮り生態系に影響を与えるほか、土砂災害リスクの増加など深刻な地域課題となっている。
生徒主体の取組
同プロジェクトでは生徒が主体となって伐採・加工を行い、近年建設資材として注目される竹チップのパビリオン建設資材としての活用やワークショップの材料、学内でのブランコ制作などの展開を目指す。
川岸さんの息子も同学園に通い、溝上慎一理事長とも友人関係にあることから、「地元の学校で地域を良くしたい」と共創が実現した。
参加した尾崎彩心(あこ)さん(中等3年)は「竹を切ったり割ったりするのは初めての体験で、思った以上に力の要る作業だった。学内に多く生える竹を活用できるなら、また手伝いたい」と笑顔で語った。
区内では10月25日、プロジェクトの一環として竹の切り出しが予定されており、地域の課題解決から国際園芸博覧会へつながる循環の輪が広がっている。
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