青葉区 人物風土記
公開日:2026.10.22
空き家を地域交流拠点にした学生団体「まちネコLab.」の代表を務める 伊藤 花帆さん 青葉区在住 20歳
「楽しい」から始める交流を
○…元石川町にある空き家を地域交流拠点「まちねこハウス」に作り変えた「まちねこLab・」の代表を務める。約20人のメンバーとともに地域活性化への情熱を注ぐ。10月17日には、ハロウィーンの工作イベントを開催。近隣に住む住民5人が参加した。「制作した仮装グッズを身に付けまちを探検したので、体を動かすこともできた」とほほ笑む。
○…黒須田小学校出身。父親の転勤に伴い、小学4年から6年までシンガポールで暮らし、現地では日本人学校に通った。そこで体感した文化の違いに驚いたという。「『人は人、自分は自分』という精神で、みんな個性的でのびのびとしていた」と振り返る。また、多種多様な建築物に心を奪われたその時の経験と、幼少期からの工作好きが相まって、「ものづくり」の仕事を目指すようになった。
○…高校生の時、市民が無作為に選ばれ気候変動について議論する事業に参加。そこで2024年に発足した同団体の設立者と出会い、活動の趣旨に賛同し加入した。今年4月には代表に就任。これまで夏祭りやクリスマスパーティ、地域散策などを開催した。進学した工業大学では、建築を専攻。「建築物は人の行動を決める存在であり、建物があることで人が集まる」と魅力を話す。
○…「いずれは、私たちが不在でも、地域の方が主催し、まちねこハウスを活用していってほしい」と将来の構想を描く。メンバーに対しては、「大学だけではできない経験ができる。自分たちのやってみたいことに挑戦できるので、まずは自分たちの『楽しい』を原動力に、自分ごととして取り組んでもらいたい」といい、世代を超えた温かい交流の場の創出だけではなく、大学生の居場所もつくっていく。
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