フレンズ杯で二連覇を果たした長津田第二ミニバスケットボールクラブの監督 中島計夫(かずお)さん 三保町在住 58歳
指導方針は3つの”さ”
○…3日に開催された『フレンズ杯』の決勝戦で女子を2年連続優勝に導いた。平成元年に長津田第二の監督に就任以来、過去10回以上優勝していたチームも数年前まで低迷していたが見事に再生させた。「地域や父母の方々の協力でチームをここまで率いることができた」と笑顔を見せる。
○…埼玉県の出身で中・高とバスケ部に所属。中学時に県大会優勝、高校でも関東に出場した経歴を持つ。「特に中学のときはチームワークが抜群で、優勝した時の思い出は今でも鮮明に覚えているんですよ」。子どもたちに同じような思いをして欲しいと、小学校事務職員となった約30年前にミニバスの指導者となった。同時に、普及を目指し『横浜フレンズミニバスケットボール連盟』を立ち上げ、初代会長に。今では区内を中心に男女約30チームが加盟する団体となり「競技人口が広がりうれしい」とパイオニアとして喜びに浸る。
○…「楽しさ・素直さ・ひたむきさ」が監督就任以来変らない指導方針。「点数を取る選手の陰では守備を頑張っている選手がいることを常に忘れないように伝えているんです」。3年前からは卒業生でもある長男がチームのコーチとなり、二人三脚でチームを率いる。「コーチが厳しく指導しているので、私は笑いをとりながらまとめていますね」。チームを再生できたのも、コーチの力が大きいと感じている。
○…10日に開催された6年生を送る会では、記念に銀メダルを手渡した。「金メダルだと、これがゴールになってしまうので」。次のステージでも金メダルを目指して頑張ってほしいというメッセージを込めて、あえて銀にしている。約30年の指導で銀メダルを渡した多くの教え子は上のステージで活躍している。今の夢は「孫にミニバスを教えたいんですよ」。そのために、今日もコートにたつ。
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