9月に開催される国体水泳競技の県代表に選ばれた 朝長(ともなが)千恵子さん 田奈中学校 3年
目標は「本当のオリンピック」
○…国内最高峰となるジュニアオリンピックカップに出場するとともに、県予選で上位進出を果たし、9月に行われる国体の県代表に選出された。所属する長津田スイムクラブから初の快挙。「選ばれるために頑張ってきたので嬉しいですし、神奈川県チームの一員としてしっかりと結果を残せるような泳ぎをしたい」と笑顔を見せる。
○…ながつた幼稚園入園と同時に、併設されているスイミングスクールに入会したのが3歳の時。クロールや平泳ぎ、背泳ぎなど徐々に泳げるようになるのが楽しく、水泳にのめり込んでいった。「真剣に打ち込みたい」と小学校中学年で選手コースに移り、大会で一番になったり、タイムが伸びることが嬉しかった。今では水泳が生活の中心。朝5時にスクールに行き、朝練をこなしてから学校へ行く日もあり、多い時で一日1万メートルを泳ぎ込む日もある。「遊ぶ時間はないですね」と笑いながら話す姿は、すでにアスリートとしての眼差しだ。
○…小学生の時は水泳のほか、テニス、体操を習うなど「とにかく身体を動かすことが好きなんです」。学校の授業で好きな科目も「体育」と笑顔で答える活発な少女だ。一方で「読書や音楽鑑賞も好きです」と話し、試合前にリラックスするため、最近では源氏物語を読んだり、いきものがかりを聞いたりしている。「国体の試合前にも聞こうと思っています」
○…神奈川県の代表チームにはロンドン五輪で銅メダルを獲得した立石選手も選ばれている。「試合に臨む際の気持ちなどを聞きたいですね。会えると思うとワクワクしています」と満面の笑み。五輪で活躍した選手を意識することで、新たな目標もできた。「ジュニアではなく本当のオリンピックに出場したい」。そのためには、最後の5メートルで勝負できる選手になることが必要だと考えている。理想は”強い気持ち”を持って泳げるスイマーだ。
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