12月6日、ハーモニーみどりで行われるふれあいコンサートに出演する 木村 愛子さん 鴨居在住 44歳
地域と音楽に感謝込め
○…「皆さんが聞きなれた曲、なじみのある曲をメインにプログラムを組んだ。地元開催のコンサートはいわば音楽との一番近い出会い。多くの人に楽しんでいただければ」。藤原歌劇団団員として、ソプラノ歌手として各地で活躍する傍ら、結婚当初から住む地元をこよなく愛し、音楽を通じた地域交流を大切にしている。約10年前に緑区民音楽祭新人演奏会オーディションを受け、優秀賞・緑区長賞を受賞。以来、地元での音楽活動はますます広がっている。
○…母親の勧めもあり、6歳から八千代少年少女合唱団に所属。名門合唱団での演奏活動は国内のみならず、海外にも及んだ。歌のない人生が考えられず、高校生の時には進路を決めた。昭和音楽大学声楽科を卒業後は(公財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部で研鑽を積み、第5回東京国際声楽コンクールで入選。声楽家としてキャリアを積んできた。「歌の魅力は何と言っても人の心を感動させ、笑顔を生み出せる事にあると思う。歌とともに生きてこられた人生に感謝したい」
○…結婚を機に緑区に越してきた。娘2人の母親として育児をしながらも、いつも歌は傍らに。子育てを通じ地域が見えてくると、自然と舞台は身近になっていった。「幼稚園で歌ったり、ボランティアで音楽を教えたり。音楽を通じて見る地域が大好きになった」とほほ笑む。また主宰する音楽教室では、多くの子どもたちと触れ合う。彼らの純粋な心や感動に触れると「なんとも言えない幸せな気持ちになる」という。
○…鴨居地域ケアプラザではコーラス隊「コーロ・アミーチ」を立ち上げ、練習の日々。様々な福祉の場で歌を披露するなど活躍の場を広げる。「今日は楽しかったよと声をかけてくれる人もいて、その言葉が励みになっている」。地域でつないだ音楽の輪を原動力に、歌とともに歩む人生を謳歌する。
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