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緑区 人物風土記

公開日:2016.04.07

5月にリニューアルオープンする緑公会堂の館長を務める
後藤 晋さん
泉区在住 49歳

”達成感”が成長の糧

 ○…「リニューアルしたら公会堂のスタッフの対応がよくなったと言われるのが最初の目標」と語る。指定管理者として公会堂の運営を行う。「利用者の声に耳を傾け、行政ではできなかったことにも取り組んでいきたい」。現在、5月15日の開館に向けて準備を進める。「初めてのことばかりですが、だからこそやりがいを感じますね」と熱意を燃やす。

 ○…前職では別会社の社員として青葉区の公会堂で館長を務めた。区民と触れ合うことが楽しかったが、やりがいを感じたのは”クレーム処理”。「指摘を受けるのは、自分の仕事をよく見てもらっている証拠。ダメなところを改善するチャンスだと思った」と吐露する。任期満了後、どうしても館長の仕事を続けたく転職を決意。市内の公会堂の情報を集め、緑公会堂の求人を見つけた時はすぐに自分を売り込んだ。「今回の就任が決まった時は、心の中でガッツポーズしました」と笑みを見せる。

 ○…幼少期から泉区で育った。「緑区の落ち着いた空気は地元に似ているのでなんだか安心する」。子どもの頃はスポーツ少年で芸術には関心がなかった。「この仕事で会う人は自分にない感性を持っているので本当に新鮮」と語る。元々人見知りな性格だったが、新卒で就いた証券会社の営業で話し好きになった。「自分から話さないと物が売れない仕事だったが、その経験は今の仕事にも生きているのでよかった」。最近の趣味はフルマラソン。「ゴールの達成感が好き。クレーム処理や事業を成功させた時も同様の達成感を覚えるんです」

 ○…リニューアル記念イベントに向けて打ち合わせを重ねている。以前部下から下手だと言われた挨拶の練習が急務だと頬をかく。「噛まないように喋って、来館者に親しみやすいイメージを持ってもらいたい」。公会堂を区民と共に盛り上げ、達成感とともに自身を成長させる努力の日々が始まろうとしている。

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