４月に緑スポーツセンターの所長に着任した 山田 武史さん 瀬谷区在住 41歳
「指導」通し一緒に成長
○…「５年でこれまでのスポセンを大きく変えてみせます」と熱い思いを語る。長年区民に親しまれる施設の所長としての目標は利用したことのない人に「訪れやすい、また来たい」と思ってもらうこと。所長として「スポセンをよくするための考えやチャンスがあるなら施設を飛び出してそこに駆け付けます」
○…設立当初からほとんど変わっていない館内設備を新しくすることで歴史ある建物に新しい風を呼び込む。「電球のＬＥＤ化や駐車場の拡大、ロッカーの交換など長年言われ続けている課題はたくさんあるんです」。利用者の声を聞くために管理職だけではなく指導員も務める。「利用者やスタッフと同じ目線にたてるというのもありますが、単純に指導するのが好きなんですよね」と微笑む。利用者には年齢問わず”挑戦”をしてもらい、達成感を味わってもらうと「自分も一緒に成長できた気がするんです」と胸の内を明かす。
○…「子どものころは体が弱かったんですよ」。ぜん息持ちだった幼少期は、病気と向き合うために水泳を習っていたが、小学５年生の時にバスケットに出会い転機が。「”仲間”と”相手”に挑むチームスポーツは今までにない大きな達成感があった」と一気にのめりこんでいった。さらに、中学時代バスケの恩師を見て教育に関心を持ち、大学で学生コーチを任されたことが今の道を作った。卒業後も人を指導する職に就きたいと国立競技場で指導員を務めたが、「地元横浜に貢献したい」と市体育協会に転職を決意。「昔から地元愛が強いので、今も休みは地域のボランティアをしています」
○…スポセンの駅に近い立地は他の区にはない利点だと熱く語る。現在は認知症予防運動や英語教室など今までにない講座を考える日々。「自分にできることがあるならどんどん挑戦していきます」と、今後を見据えた熱い”指導欲”を垣間見せた。
緑区版の人物風土記最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
