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青砥団地内通学路 最高速度を30kmに規制 住民らの思い結実

社会

掲載号:2016年8月11日号

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通学路に立ち安全を見守る神谷会長(右)と自治会のメンバー
通学路に立ち安全を見守る神谷会長(右)と自治会のメンバー

 青砥団地自治会(神谷幹雄会長)の住民らがこのほど、住宅地内の通学路に進入する車の最高速度を30Kmに規制する手続きを完了させた。今年度中に本格実施する。住民たちの1年以上に及ぶ訴えが実を結んだ。

 青砥団地自治会は区内青砥町と北八朔町の一部の約300世帯からなる。町内を縦断する中山北山田線(都市計画道路)が開通した2014年頃から、迂回路として信号の少ない住宅内の生活道路に進入する車が増えた。

 「青砥町北交差点」から青砥団地の北に走る全長約300mの生活道路はスクールゾーンにもなっており、毎朝150人を超える小中学校生が通学路として利用する。直線が続く区間ではスピードを出しやすく道幅が狭い箇所もあり、安全対策を求める声が高まっていた。

 これを受け、同自治会「防犯・交通担当役員」らは昨年4月、速度規制導入に向けた運動を本格的に開始。進入車両の交通量調査を同月、独自に実施し、山下小スクールゾーン協議会などを通じ、横浜市や緑警察署に対策を求めていた。

過去には追突事故も

 交通量調査に携わった同自治会の加藤六男さん・ユキ子さん、望月和子さんによると、調査日の午前6時半から8時半の間に進入した車は209台。中には時速40〜50Kmで進入してくる車もあった。過去にはスピードを出した車が住宅の塀に追突する事故も発生していた事から、望月さんらは、こうした状況を根気強く緑警察署などに訴え続けた。 当初は住宅地域をゾーンとして区域設定し、一帯の生活道路に30Km/hの速度規制を設ける「ゾーン30」の導入も試みたが、区域が幹線道路で囲まれている事などの条件を満たさないことから断念。地域内のスクールゾーンに30Km/hの速度規制を設けることに最後の望みをかけ、署名活動を行ったという。

 速度規制の導入に関しては「慎重に行うべき」との声もあった。緑警察署が今年4月に行った住民向け説明会では「規制をかけるということは生活道路を幹線化するということ。これによりカーナビでルートに設定されやすくなる事態が起こる可能性がある」などのデメリットについても説明があったという。

 神谷会長らは「提示されたデメリットを鑑みても余りある思いが我々にはあった。現状では細い道路を(一般道路の法定速度)60Kmで走行され、事故が起こっても何も言えない。そういう意味でも規制は意味があると思う」と話す。 

 同道路には今年度中には速度規制の標識が設置され、本格導入される見込みだ。

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