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公開日:2025.12.11
田奈中出身片岡さん
砲丸投で全国1位
応援背に力強さ見せる
田奈中学校陸上部出身で、東海大学付属相模高等学校(相南)1年の片岡心さん(長津田みなみ台在住)が10月に三重県で行われた第56回U16陸上競技大会(日本陸上競技連盟主催)の女子砲丸投で15・07mを記録し、1位に輝いた。昨年も同大会に出場し5位入賞。今年は初の全国制覇となった。
ハラハラの出場
同大会は中学生と早生まれの高校1年生が対象。全国で上位30番に入っていることや公式大会で12・8mの標準記録を突破していることが出場資格となる。
8月に行われた大会ではあと9cmで標準記録に届かなかった。「全国に出られないかもとプレッシャーだった」と振り返る。女子砲丸投は一般的に4kgの砲丸を使用するが、中学生は約2・7kg。同大会は中学生が含まれているため、普段とは異なる重さの砲丸を使うことや校内に投げられる場所がないため、週2回ほど平塚市にある東海大学の湘南キャンパスでしか練習できないことなど「圧倒的練習時間の少なさ」が更に焦りを加速させた。
そんな中、陸上競技部顧問が探した9月の約2・7kg対象の大会が最後のチャンスだった。直前まで県の円盤投げの大会に出場していたが「力まず、楽しんで」と挑み全国への標準記録を突破した。
自己ベスト更新
実際に投げて練習できる機会も限られているため、トレーニングに励んだ。ブルガリアンスクワットで足を強化した。「辛かったけど、それでも勝ちたいという気持ちがあり、とにかく追い込んだ」と話す。
全国大会出場にあたり、励みになったのは家族や友人など多くの人たちの応援だ。「応援してくれる人たちの質と量は日本一」と笑う。特に中学時代の友人と会うのが楽しいという。迎えた本番では、中学2年生以来出せていなかった14・61mを超えた。最後の6投目までいかないうちに既に優勝は決まっていた。6投目では15・07mと自己ベストを更新。「夢かと思った」という。
目標は2年後、地元神奈川県で行われるインターハイでの優勝。「砲丸だけでなく、円盤やハンマー投げも優勝して三種目制覇を成し遂げたい」と力強く話した。
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