株式会社マルエイ横浜支店(上山1の3の2)で15日、「平成30年度神奈川県中核充てん所稼働訓練」が実施された。公益社団法人神奈川県LPガス協会中核充てん所委員会が主催した。
LPガスは、災害時には、比較的復旧が早く、国の「エネルギー基本計画」で、エネルギー供給の最後の砦と位置づけられている。東日本大震災発生時にも避難所の炊き出しや仮設住宅の炊事用燃料としてLPガスが活躍した。中核充てん所は、災害が発生した際に、地域のLPガス流通の中心となる役割を担う。現在、神奈川県内では、17カ所の中核充てん所が存在している(区内2カ所)。
当日は、神奈川県内を震源とする震度7の地震が発生したことを想定。地震の影響で、送電をしている鉄塔が倒壊、送電が停止したという状況設定で訓練は進められ、充てん所全般の安全確認訓練=写真=、被害状況の把握、衛生電話を活用した情報伝達訓練などが実施されていた。
同委員会の松山利治委員長は「大阪や北海道など、今年も大規模な災害が相次いだ。災害時にどのように行動しなくてはいけないかを再確認することができたと思う。しっかりと供給できる体制を作るために、今後も訓練を重ねていきたい」と述べた。
また、上山自治会の石井雅祥会長は「地域にLPガス供給拠点があるのは、災害時にとても心強い」と話した。
株式会社マルエイの勝野雅男横浜支店長は「万全の体制をとれるよう、努力を続けていきたい」と語った。
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