霧が丘地域ケアプラザの所長に就任した 林 ゆかりさん 青葉区在住 54歳
元気になれる居場所へ
○…霧が丘地域ケアプラザの地域包括支援センターで介護予防に取り組んできた。「地域活動などに積極的に参加している人ほど元気なんですよ」。目指すのは、人と人がつながれる場作りだ。「地域ケアプラザに毎日来てもらい、多くの人に楽しんでもらいたい」と意気込みを見せた。
○…名古屋市出身。父親の転勤の都合で、静岡県や石川県などで育った。転校しても、すぐに友人を作る明るい性格だった。両親も地域活動に積極的で、自宅には、いつも誰かが遊びに来ていたという。「山菜を採ってきて、地域の人に振舞ったり」と懐かしそうに思い出を話し、「地域活動に参加する両親は今もとても元気です」と笑った。
○…高校卒業後、都内の看護学校に進学。憧れだった看護師の職に就いた。だが、病気になる前の段階での予防が大切だと感じ、保健師に。企業内での健康増進をサポートしてきた。結婚を機に退職。子育てが落ち着いたタイミングで、青葉区の地域包括支援センターへ。個別に高齢者の家を周り、介護予防を行ってきた。「話を聞くと、喜んでもらえる。コミュニケーションをとることで、人は元気になれる」。その後、5年前に霧が丘地域ケアプラザへ。地域を元気にする自主的な活動グループ「元気づくりステーション」の立ち上げにも深く関わってきた。現在は、3つ目のグループ立ち上げを企画中だ。「地域の声を聞いて、協力してやっていけたら」
○…両親の住む石川県に帰省すると、大晦日は恒例のそば打ちをするという。そこには、地域の人も多く参加する。集まれる場があることで、地域の憩いの場にもなっているそうだ。「今日、用事がある。今日、行く場所があることが元気の秘訣。気軽に来られる地域ケアプラザにしたい」
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