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緑区 人物風土記

公開日:2019.05.23

イムス横浜国際看護専門学校の学校長に就任した
松原 一宣さん
東京都在住 63歳

学生にとことん向き合う

 ○…「様々な人と円滑なコミュニケーションをとれる看護師になってほしい」。多様な価値観を学ぶため、少人数での英語授業を行い、ハワイやベトナムでの海外研修も実施する。看護師になるための国家試験対策だけではなく、幅広い一般教養と豊かな人間性を磨くことにも力を入れているという。「地域とも学生は深く関わりながら成長をしていく。ぜひ、温かく見守ってほしい」と優しく笑った。

 ○…新潟県生まれ。大好きだった外国人の女優に英語でファンレターを必死に書いた中学時代。「本人から返事が来たんですよ。英語を学べば、もっと色々な世界とつながることができると思いましたよ」と当時のことを興奮した様子で話した。また、近所の子どもたちに虫取りなどを教えるリーダータイプだったという。”教えること””子ども””英語”が好き。自然と英語教諭の道を選んだ。

 ○…大学卒業後、高校教諭として、約40年間教鞭をとった。厳しさもあったが、「どうしたら英語ができるようになるか」を生徒と一緒にとことん考えた。信頼も厚く、卒業生たちと飲むことも多い。「卒業してからの付き合いのほうが長いですね」とにこり。30代の頃には、ニューヨークに新しい学校を設立した経験もある。日本と米国の教育の良い所を取り入れた学校作りに奔走。そんな経験も買われ、学校長として迎えられた。「『どんな看護師になりたいか』。ここでも学生と一緒にとことん考えたい」

 ○…趣味はゴルフ。様々な人と話をしながら、プレーできることが醍醐味だ。先輩の人生談を聞くことで、自身の心も豊かになれるという。「人と接するのが好きなんですかね」。学内では、「学校長と夢を語る会」を企画中だ。学生と向き合う姿勢は今も昔も変わらない。

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