緑交通安全協会の会長に就任した 鈴木 正雄さん 白山在住 64歳
地道にコツコツと前へ
○…「一瞬で加害者にも、被害者にもなってしまう可能性がある。それが交通事故の恐ろしさ」と、自身もハンドルを握る際は細心の注意を怠らない。知り合いに誘われたことをきっかけに緑交通安全協会へ入会。その後、約30年間の長きにわたり、交通安全運動のキャンペーンなどを実施してきた。区内の事故を1件でも少なくすることを切に願いながら、地道な活動を続ける日々。「思いやりの気持ちを持って、交通ルールを守ってもらえるように呼びかけていきたい」と意気込む。
○…実家は、白山で代々続く農家。山に囲まれた田園地帯が子どもの頃の遊び場だ。「水の張っていない時期は、田んぼで野球をしたりしてね。周りに何もなかったから家から横浜線が見えたよ」と懐かしんだ。体を鍛えるだけでなく、礼儀を重んじる姿勢を学んだのは、剣道だ。高校生までは、剣道に明け暮れる日々を過ごした。「剣道で出会った仲間とは今も仲が良いよ」とにこり。
○…大学卒業後は、小売業の道へ。後々、家を継ぐことも視野に入れていた。「できる限り親の近くにいたい」と転勤のない会社を選択する優しい一面も。約15年間務めた後、親の土地や建物などを管理するために宅地建物取引業者の免許を取得。不動産管理会社を開業した。モットーは、「真面目にコツコツ、嘘をつかない」。仕事に対する誠実な姿勢で周囲からの信頼も厚い。
○…毎晩、30分程度ウォーキングすることが日課になっている。自宅近くは山坂が多く、良い運動になるのだという。「健康のために」と始めて早15年。「コツコツ取り組むことが好きなんですかね」。好きな言葉を聞けば、”継続は力なり”だという。新会長として、地道な活動を前へと強く推し進めていく。
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