緑区版 掲載号:2020年10月29日号 エリアトップへ

日本画家で「ココロはずむアート展」の実行委員を務める 中畝(なかうね) 常雄さん 新治町在住 69歳

掲載号:2020年10月29日号

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とらわれないアートを

 ○…障害者が描くアート展を企画している。「自分のような、美大出身者の既成概念を壊す作品がずらりと並びますよ」と魅力を語った。日本画家として長年活躍してきた。他人の評価を気にしたり、売れる作品を作らなくてはいけないプレッシャーもある。「でも、障害者アートは、好きなものをとことん描いている」と尊敬の眼差しを制作者へ向ける。展示の目的はもうひとつある。「アートを通じて、地域で暮らしている障害者のことを知ってほしい」と願いを込めた。

 ○…埼玉県出身。大学受験に失敗。「好きな美術の道に進みたい。でも、本音は勉強から逃げたかっただけなんだけどね」とにこり。その後、東京藝術大学美術学部日本画家コースに進んだ。自身が感じたことを自由に表現できる楽しさを味わう日々だった。「大学院も含め、あっと言う間の6年間でした」

 ○…卒業後、国宝瑞巌寺の襖絵の復元模写に約10年間携わった。当時の襖絵に近づけるため、調査や話し合いを重ねた。「多くの時間を費やせたのは幸運だった」と振り返った。その後は、大学の同級生で、同じく日本画家の妻と”二人展”を開催してきたほか、絵を教えるなど、「細々と画家として生きてきたよ」と優しく笑った。

 ○…17年間寝たきりだった重度心身障害児を育てた。妻と分担しながら、日常の介助などに追われる日々を過ごした。我が子だけでなく、親にも降りかかった様々な社会の制約。そんな現実の壁にぶちあたったのもまぎれもない事実だった。確かに、言葉を発することはできなかった。だが、表情は豊かだったという。「何を考えているのか、考えるうちに、優しい気持ちにさせてくれたんだ」。それが、今も障害者と関わる理由だ。

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