一般社団法人横浜市緑区医師会の第11代会長に就任した 柴田 宏明さん 青砥町在住 65歳
コロナ禍でも臨機応変に
○…行政などと連携し、全会員が一丸となった新型コロナ終息に向けたワクチン接種の戦いが続く。このような状況で会長職のバトンを受け取ったことに対し「気が引き締まる思い」と話す。居宅支援センターや休日急患診療所などの運営も担い「一層の発展と140人を超える会員同士の親睦も深めたい。地域住民が気軽に相談できる”開かれた医師会”を目指す」と展望を語る。
○…横浜生まれ。「小学生の頃ラジオを分解したことがある。組み立ててはないけど」と笑ってみせた。ある時けがをし、友人の親が開設した診療所で「親切に診てもらった」と話し、中学に入って「人の役に立つ仕事に就きたい」と考え、医師の道を目指すことになったのも実体験があったから。滋賀医科大学卒業後、横浜市立大研修医や関連病院の整形外科を経て1993年、中山駅北口に柴田整形外科を開院した。
○…開院と同じくして緑区医師会にも加入。在宅リーダー医などを経験し、地域医療の発展に尽くしてきた。趣味の一つが釣りだ。所属する釣り部会のメンバーとして、東京湾や相模湾で釣りを楽しむ。カツオやカワハギなどの釣果があった日は自身でさばいた刺身が食卓に並ぶ。健康維持を目的とした早朝のウオーキングを欠かさず行っている。「体の調子が良くなる」と話し、「自宅にいる猫に癒されているよ」と目尻を下げる。
○…先人が築いてきた土台をしっかり固めた上で、コロナ禍でも臨機応変に対応する。現在は会ではWeb会議などを活用しており、今後は市民向けの公開講座などをWeb配信することも検討している。災害時の医療提供体制の強化にも力を入れる考えだ。任期は1期2年。「一期一会を大切にしていきたい」
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