東洋英和女学院大学の第7代学長に就任した 星野 三喜夫さん 青葉区在住 66歳
有機的なつながり推進へ
○…建学の精神「敬神奉仕」に基づき、「他人を理解し他人を愛する心を育んでほしい」と、学生に対する思いを語る。また、限られた時間の中で有意義な学生生活を送ってほしいとの願いを込め、留学制度などを活用することで「一回りも二回りも大きな人間になってもらえたら嬉しい」と思い描く。
○…千葉県生まれ。自然豊かな環境の中でメンコやベーゴマなどの遊びに親しみ、中学では友人に誘われて入部したテニス部で汗を流した。弁護士を目指し早稲田大学法学部へ入学するも在学中に「海外で仕事をしたい」と思い立つ。英語力を磨き、東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。30代の7年間、ニューヨークに赴任し、全米での戦略企画などに携わったという。
○…海外赴任中に米国の教育に感銘を受けたことが転機に。いつしか「教育に携わりたいという気持ちが芽生えた」と振り返る。一念発起し50歳で早期退職し、新潟産業大学で教授となった。その後は経済学部長や学長などを歴任した。趣味は旅行。コロナ前は主に”年に1回ヨーロッパへ家族と一緒に”が恒例だったという。休日のウォーキングが日課。現在居を構える横浜の印象を尋ねると「文明開化の地横浜は東京へのアクセスも良く、緑も豊富で暮らしやすい」と語る。
○…大学では他人と協力し物事に取り組む協働力を大切にしている。そのほか、キャンパスでの講義はもちろん「大学の外もキャンパスという意識を持つことで、学びの場が広がっていくのではないか」と構想する。2020年に緑区との連携・協力に関する基本協定を締結しているように、開かれた大学として地域との有機的なつながりをさらに広げていきたい考えだ。
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