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緑区 人物風土記

公開日:2023.05.25

6月17日に長津田で発表会を開く日本舞踊 麻華流で師範を務める
麻華 慧人(あさか けいと)さん(本名:渡邊皓平)
長津田在住 24歳

創作への情熱、舞踊に込め

 ○...「日本舞踊には先人たちが苦労を重ねて行き着いた型があり、奥深さを感じる」。しなやかな所作、落ち着いた口調でその魅力を語る。自身が生まれた1999年に、祖母が仲間たちと共に「日本舞踊 麻華流」を創流。家元を務める祖母に3歳から舞踊を教わり、流派と共に成長してきた。幼少期は「泣いても三味線の音が聞こえると泣き止む子だった。歩行器の中で踊っていたそうです」とはにかむ。20歳で師範となり現在、幅広い年齢層の生徒を指導するほか、年に数回、区内の老人福祉施設で踊りを披露するなど地域貢献活動にも励んでいる。

 ○...生まれも育ちも長津田。舞踊の稽古と平行し、都内の中学に進学してからは吹奏楽部でマリンバなどの演奏に夢中になった。高2のとき、初出場した全国大会で金賞を獲得。「人生で一番うれしかった」と振り返る。「0から1を作り出すことが好き」で、大学では土木を学び、都市計画などについて研究。新たなものを生み出すことへの情熱は現在、振り付けの考案や発表会の企画立案などに生きている。

 ○...趣味は旅行。東北から九州まで、友人たちとさまざまな地を訪れた。「特に良かったのは山口県。山も海もあり、ご飯も美味しいので」。またシンガーソングライターのaikoさんの「ほかの人とは違う」歌詞やメロディーに惹かれ、中学時代からライブによく行くという。

 ○...現在、関東を中心に全国に約200人が在籍するという麻華流。6月に区内で開催する発表会では、数々のJポップの名曲での踊りも予定している。「日本舞踊と言うと敷居が高いと思われがち。でも気軽に楽しんでもらえるよう魅力を伝えていきたい。いつか舞踊と吹奏楽のコラボも実現できればうれしい」

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