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公開日:2023.07.06

霧が丘学園小学部
地域の魅力、教育に生かす
乗馬クラブで体験授業

  • 武宮取締役(左)と子どもたち

 地域の魅力的な「財産」を教育に生かそうと、市立義務教育学校 霧が丘学園(根岸淳校長)小学部は6月29日、同校近隣にある乗馬クラブ「アバロン・ヒルサイドファーム」で初となる体験授業を行った。

 生活科の一環として行われた今回の体験授業。同校は、馬と実際に触れ合う体験を通じ、生き物を愛おしむ豊かな心を育みたいと実施した。

 霧が丘学園から徒歩数分の同乗馬クラブを訪れたのは、小学1年生約60人。厩舎に足を踏み入れると馬たちのいななきが響き、干し草のにおいが鼻をくすぐった。

 同クラブの武宮由布子取締役から、馬を驚かせないように撫でる触り方や、ニンジンの食べさせ方などを学んだ子どもたち。サラブレッドの「リックス」や、障害飛越競技の全日本大会にも出場した「コンカプリス」などと触れ合い「あごがプニプニ。気持ち良い」「首の辺りは少しザラザラ。初めて触れて楽しかった」と笑顔で話していた。

 またポニーの「タラちゃん」を前に「まだ子どもなの?」と児童。乗馬クラブのスタッフが「もう大人だよ。元々体が小さい種類なの」と伝えると「子どもの頃はどのくらい小さかったの?」「何歳まで生きるの?」など矢継ぎ早に質問を投げ掛けていた。

 体験授業実施の契機は、地域のボランティアからの発案だった。同校によると、これまで「こどもの国」などを訪れ、モルモットなど小動物との触れ合い授業は行ってきた。そこでボランティアが「近隣にある『アバロン』で、大型動物について楽しく学ぶ経験も教育に生かせるはず」と、情操教育にも良いと言われる馬との触れ合い体験を同校に提案。同乗馬クラブが承諾したことで初の授業が実現した。

 根岸校長は「体験は一生の宝物になる。今後も体験的な学びを通じて、街の魅力を知っていってほしい」と語った。

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