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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 120 歯周病は人から人にうつるの? 十日市場・みどり歯科医院
2000年の開院以来、アットホームな雰囲気で、「地域のかかりつけ歯科医」として親しまれている『みどり歯科医院』。今回は前回に続き、歯科予防処置の専門家である歯科衛生士に歯周病について聞いてみた。
「歯周病はうつりますか?」。患者さんに顕微鏡検査の結果を話していると、よくこの質問を受けるという歯科衛生士長の出山さん。答えは「うつります」だという。
歯周病は細菌感染によって起こる病気。口の中の歯周病菌は唾液にも含まれているため、唾液による感染の可能性もあるという。人から人へ歯周病がうつる主な経路としては、スプーンなどの食器を共用したり、キスしたりすると唾液を介して歯周病がうつる可能性があるそう。
ただし、理論上「歯周病がうつる可能性がある」というだけで、うつった人に「歯周病が発症する」わけではない。発症するかどうかは細菌の数だけでなく、その人の「免疫力」にも関係してくるからだという。
「糖尿病などの基礎疾患がある方やタバコを吸う方、ストレスが溜まっている方などは免疫力が低下しがちなので、少ない数の歯周病菌でも歯周病を発症する可能性があります。逆に、基礎疾患がなく免疫力が高い方は、歯周病菌が多少増えても歯周病の発症を抑えられるかもしれません」と出山さん。
「唾液による感染に神経質になるよりも、歯周病菌の少ない口腔内環境を維持することのほうが重要です。さらに言うと歯周内科治療によって細菌コロニー内の悪玉菌、カビを減らして細菌の質を良くしたいです。自分の口の中の細菌の状態が気になる方はぜひ顕微鏡検査を受けてみてください」と話している。
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中学生タウンニュース横浜10月2日 |
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