「神奈川フィルメンバーによる楽しく学べるコンサート」を企画構成するバイオリニストの 松尾 茉莉さん 港北区在住 40歳
音楽に親しむ喜び伝える
○…発足から半世紀以上にわたり、神奈川フィルハーモニー管弦楽団は地域に密着し、音楽の魅力を発信し続けている。入団は15年前。現在は第1バイオリンを務め、演奏活動に多忙な日々だ。6月に長津田で開かれる「神奈川フィルメンバーによる楽しく学べるコンサート」では、昨年に続き、企画構成・進行を担当する。昨年、初開催にして大好評を博した同コンサート。「演奏者とお客さまの距離が縮まるようなアットホームなコンサートにしたい」。今年も情熱を音に乗せる。
○…名古屋市に生まれ、幼少期に港北区に転居した。バイオリンを始めたのは4歳のとき。童謡『やまのおんがくか』で「こりすがバイオリンを弾いていて、私も弾きたいと思ったので」。都内の教室に通い、厳しい指導に涙が止まらなかったことも。それでも懸命に練習を重ね「将来、バイオリンで生きていくんだ」。芽生えたその力強い思いは「4歳のころから変わっていない」。
○…中学時代は、特にマーラーが手掛けた数々の曲に心を奪われた。「曲の色彩が豊か。予測不能な転調の仕方にも魅力を感じた」。桐朋学園大学音楽学部に進学すると、さらに技術に磨きを掛け、大学1年のときには緑区民音楽祭の新人演奏会のオーディションに合格。いまも多くの緑区民からの応援が力になっているという。
○…家庭では、小学生の娘2人を育てる母の顔。趣味は2年ほど前に始めたホットヨガだという。「姿勢や呼吸に良い影響があり、仕事にも生きている」。現在は大人のためのバイオリン体験会の講師としても活躍。「今後も多くの人にバイオリン体験や、演奏会を楽しむきっかけをつくる地域のパイプ役をやれれば」。伝え続けたい。音楽に心震える喜びを。
小学生と関わる仕事をしてみませんか?小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。 https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html |
<PR>
|
|
|
|
|
|