7月開催の「とてもにぎやかなコンサート」にゲスト出演するクラリネット奏者の 山添 隼人さん 東本郷在住 42歳
心と心、音楽でつなぐ
○…ここ5年ほどで作編曲した作品は500曲を超える。「寝ても覚めても音楽。楽器を抱いたまま寝ることもあります」。クラリネット奏者として、7月に開かれる「とてもにぎやかなコンサート」にゲスト出演する。昨年、同コンサートのテーマソングの編曲を担当。その縁が今回の初出演につながった。「音楽は言葉を超え、人と人の心をつなぐ。演奏を通じ『音楽の楽しさ』『仲間と奏でる喜び』をお届けできるよう、心を込めて演奏したい」
○…生まれも育ちも港北区。「周りの友だちも入るし、自分もやろう」と5歳でマーチングバンドに入り、スネアドラムを夢中で叩いたのが「音楽の原点」と語る。小1でピアノを始めたほか、中学校の吹奏楽部ではクラリネットと出合った。「音色の温かさや甘さが魅力。耳ざわりが良い楽器で、誰よりも練習しましたね」。高校時代にはサックスの練習や作編曲も開始。音楽に没頭する青春時代だった。
○…結婚後、緑区に暮らして7、8年。「交通の便も環境も良く、住み心地が最高」と話す。仕事以外の時間は「全力育児」を楽しむ。5歳の娘を育てており「子どもの笑顔や成長が、何よりも充実感を与えてくれます」と語る表情はパパの顔。2023年には、育児の大切さをなどを発信する「全日本育児普及協会」の認定講師に。現在年3回ほど、市内でプレパパ向けなどの育児講座の講師を務めている。
○…「より多くの子どもに音楽の楽しさを実感してほしい」。そうした思いから、吹奏楽部の指導員としても活動する多忙な日々。旭区内の中学校、世田谷区内の高校で教えており、楽器の寄付も積極的に呼び掛けている。「たくさんの子どもが一層音楽に親しめる環境を整えていきたい」
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