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緑区 スポーツ

公開日:2025.07.22

都筑区
71歳現役、汗流し夢追う
花形ボクシングジム 遠藤政信さん

  • 71歳現役ボクサーの遠藤さん

 都筑区池辺町の花形ボクシングジムに通う遠藤政信さん(71)は、現役エアボクシング選手として、日々鍛錬を積んでいる。60歳の頃には日本チャンピオンにも輝き、現在は「栄光のベルトを再び」とリベンジに闘志を燃やしている。

 エアボクシングは、お互いに向かい合ってシャドーボクシングを行い、攻防技術やスピード、スタミナなどのトータルパフォーマンス力を競い合うスポーツ。

 学生時代から、ボクサーに憧れを抱いていたという遠藤さん。49歳の時、「娘に『もうすぐ50歳だね』と言われたことで火が付き、夢を叶えるため、ボクシングを始めようと決意した」ときっかけを明かす。

 知人伝いで同ジムの存在を知った遠藤さんは、興味を抱き見学へ。そこで「年齢に関係なく始められる」ことを知り、入会を決めた。遠藤さんは「初めて練習をした日は『憧れが実現できた』と感動した。翌日は、筋肉痛で身体が動かなかったけど」と笑顔で振り返る。

 約12年前に、同ジムの花形進会長から「目標があった方が伸びる」とエアボクシングの大会出場を勧められた。その後、3年ほどで日本一のタイトルを掴み、約3年間の防衛も果たした。遠藤さんは「勝つとモチベーションが上がり、負けるとリベンジしたくなる。やめられない」と競技の魅力を語る。

 普段は食肉の卸売業者として勤め、起床は午前2時50分。午後2時の終業後にジムへ向かう。ジムでは縄跳びやシャドーボクシング、ミット打ちなどのメニューを約1時間30分かけて行う。遠藤さんは「ボクシングを始めてから、たばこや酒を絶ち、身体に気を遣うようになった。汗をかくことでストレス解消にもなり、思考もポジティブになった」と健康を保つ秘訣を語った。

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