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緑区 社会

公開日:2025.12.02

港北区
地域社会での活動 多岐に
篠崎 元彦さん

  • 地域への思いを語る篠崎さん

 地域社会の多様な分野で長年にわたり活動している篠崎元彦さん(85)。毎朝7時に大豆戸小学校の校門前に立ち、児童らの登校を見守る活動を20年間続けている。「一学年100人程度で、もう20回も卒業生を見送っているからすごい数だよ。街で声を掛けられることもあって、うれしいね」と顔をほころばせる。

 しんよこはま地域活動ホームや(福)かれんの理事、パレット保育園の第三者委員、港北国際交流ラウンジの監事、大豆戸公園を始め4つの公園愛護会会長、チャリティバザー・らくらく市の実行委員長なども務める。活動や肩書の多さが地域への思いの強さを物語る。

 新横浜に住み始めて35年。地域活動に深く関わるきっかけは、”反対運動”だった。北線(首都高)が地上を通る計画に対し、環境に良くないと反対運動を主導。この運動は広範囲に及び、その結果、道路は地下に建設されることになった。「子どもがまだ小さかったから必死だったよ」

 大学卒業後、広告会社で約7年間勤務。その後、新設されたレコード会社の宣伝部門に移り、創業時から携わった。50歳で独立し、自身の会社を設立。事業内容は広告業と、特にラジオ番組の制作がメインだった。70歳ごろまで事業を継続し、地域の仕事と自分の仕事を一時的に両立。大豆戸町内会会長を16年、最後の3年は菊名地区連合町内会会長も務めた。

 「会合などで区内の各地に行くのは基本徒歩」と、ウォーキングを毎日実践。いつでも、どこでも、誰でもできる手軽さがあり、特別な道具が不要で取り組みやすい点が魅力だという。歩数計を身に付けて歩くが、特に歩数はこだわらない。好きなことを前向きに」行うことが健康の秘訣。「何歳までやれるか分からないけれど、児童たちの見守りはできる限り続けていきたいね」

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