日吉就労センター開設 障害者を継続サポート 雇用者との調整も対応
(注)障害者就労支援センターは、市の「中期4カ年計画(2010年〜2013年)」に掲げた目標通り、今回の9カ所目の設置で完了となる。港北区内では、鳥山町に市精神障害者就労支援センター「ぱーとなー」が2005年に開所している。
横浜市は、就労を希望する障害者と障害者雇用を検討する企業に対し、障害者就労支援センター(注)を設置して支援している。その9カ所目となる横浜日吉就労支援センター(藤村昌之センター長)が4月1日、箕輪町に開所した。センターでは障害の種別を問わず就職の支援を行うほか、すでに決まった人や働いている人に対しても継続したサポートを行う。
「日吉は東横線と市営地下鉄が通り、アクセスが便利。また横浜市北部の就労支援が手薄になっていたために選ばれた」。市健康福祉局はセンターを日吉地区に選んだ理由をこう話す。
利用の流れは
横浜日吉就労支援センター(藤村昌之センター長)は自閉症や発達障害のある人への支援に詳しい社会福祉法人「横浜やまびこの里」が運営を行う。
相談受付時間は平日午前9時から5時半(予約制)。社会福祉士や臨床心理士らが相談員となり、企業経験者を含む5人が対応する。
センターでは利用者を、福祉施設(就労移行支援事業所や地域作業所など)からと、個人からを想定している。
利用希望者はまず、相談日時を電話で予約。実際にセンターが相談を行い、現時点で登録ができるかどうかを、互いに話し合った上で決める。「就労支援をするセンターですので、訓練に時間が必要な場合は、登録については少々先になります」と藤村昌之センター長は説明する。
登録後は、就職活動の準備として、適正や希望などを本人・関係者などと共に把握・確認する。
障害者を雇用したい企業や受け入れ企業とも調整を図り、関係機関と連帯を行う予定だ。藤村センター長は「障害があり就職を希望する人は相談を」と話す。
問合せは横浜日吉就労支援センター【電話】045・560・1801
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