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港北区 人物風土記

公開日:2013.05.02

スポーツスタッキングのプロとして活躍し、綱島で指導も行う
瀬尾剛(つよし)さん
川崎市在住 24歳

「競技伝えたい」志を胸に



 ○…12個のプラスチックカップを、数秒でピラミッド上に積み上げて崩すタイムの速さを競うスポーツ「スポーツスタッキング」。世界でも珍しいプロとして綱島カルチャーセンターで指導し、ラーメン博物館などではパフォーマンスとして披露する。「脳にも良くて集中力もアップしますよ」



 ○…きっかけは中学生の時。大道芸として親しまれるジャグリングを行う同級生を見て、面白そうだと声をかけた。一緒にジャグリング部を作ることになり、道具を買いに店へ行くと、偶然スタッキング体験コーナーが。「熱中して気付けば2時間が経ってて。それでその場で道具を買ったんです」。映像を見て独学の練習が始まった。あまり知られていないスポーツだったが、2006年に初めて行われた日本大会で総合優勝。日本代表として世界大会へ出場することに。09年には、世界大会ジュニア部門でも総合優勝を果たす。



 ○…「このスポーツを広め伝えたい」。大学卒業後、一度はスポーツクラブのインストラクターとして就職。だが「ここにいても自分のやりたいことが出来ない」と気付く。「やりたいことが出来ずにこのまま終わらせたくない」。20代のタイミングで挑戦したいと、この道を決意した。細々と活動を続けていた時、かつて共に部活を作り、その後プロとして「桔梗ブラザーズ」というコンビで活動中の友人から誘いを受け「ヨコハマ大道芸」に出演。きっかけをつかみ、この1年間の生活は劇的に変化した。「そのコンビとは、共演することもあり、仲も良いですね。尊敬していると同時に、ファンでもあるんです」



 ○…今後は教育現場へ活動を広げることが目標。「今、この仕事をやってて本当に良かったなと思います。この競技のやり方は単純で、小学生でも世界一になれる。ただ早さを磨くのが難しい。綱島カルチャーセンターでも多くの生徒へ楽しさを伝えていきたい」。まずは目の前を、全力で突き進む。

 

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