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第33回「全国高等学校ライフル射撃競技選抜大会」で優勝を果たした 一ノ渡 桜さん 高木学園女子高等学校3年 17歳

掲載号:2014年5月1日号

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40発に込める責任と感謝

 〇…60分間の中で10m離れた場所にある、紙の標的に向けて40発撃ち、400点満点で競うエアライフル射撃。地方大会から勝ち上がった21人が集う全国大会で、個人では初となる優勝を果たした。「まずは嬉しかった。同時にこれからの試合も頑張らなくちゃと感じました」と話す。

 ○…ライフル射撃は高校から始めた。「体験入部したとき見た先輩の姿がすごくかっこよかったので入部を決めました」。入部当初はとにかく楽しかったという。「今は楽しいだけではなく、同じ団体戦に出る仲間たちに迷惑をかけないように責任感を持ちながら臨んでいます」。練習は放課後や土日を使い、撃つ際の姿勢の確認などを念入りに行う。「早起きは苦手なので朝練は好きじゃないです」という一面も。

 ○…18歳未満でも自分のライフルを所持できる「射撃エリート」という資格を取ろうと自ら決意。今年の1月に取得した。「ライフルは親に買ってもらいました。その感謝を忘れないようにしています。両親は声には出さないけど、応援してくれているんだということは何となく感じます」。普段はクラスや部活動の友達と”ガールズトーク”で盛り上がっているという。「女子高特有の会話がとても楽しい」と笑う。試合前や結果について友達から明るく声を掛けられることも嬉しいという。得意な教科は数学。「ちゃんと一つの答えがあるところが好きです」。見せる笑顔はあどけない女子高生そのものだ。

 ○…「限られた60分間で、残り時間がいつも少なくなって焦ってしまう。撃つ時間を早くすることが課題」。自身の弱みもしっかりと認識している。高校生活最後の一年を前に気合いも充分だ。「一つひとつが最後の試合。いい結果を残して、後輩たちにつなげられるようにしたいです」。今回の優勝で夏に行われる日韓定期戦の「日本代表」の座も獲得。目指す標的の向こうに世界が見えた。

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