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港北区 人物風土記

公開日:2025.11.27

横浜市内で小学生から大学生まで過ごし、フリーアナウンサーとして活躍する
羽鳥 慎一さん
横浜平沼高校出身 54歳

野球部の経験が今に

 ○…司会を務めるテレビ朝日の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』は10月で放送開始10年。自らの名が付く番組は「責任とやりがいが隣り合わせ」という。意識するのは、アナウンサーの大先輩である徳光和夫さんから教えられた「出過ぎず、引き過ぎず」。文字通り、番組を司る役割として、視聴者との距離感を大切にしている。

 ○…埼玉県で生まれ、小学校の頃、保土ケ谷区に移り住む。権太坂小に通い、授業が終わると友達と空き地で野球をする日々。境木中、平沼高と野球部で、エースとしてチームを引っ張った。試合後に学校隣の岡野公園で「終わり」と言われるまで走り続ける”無制限ランニング”を命じられ「監督に忘れられたみたいで。みんなが練習を終わった後も1人で1時間半走り続けた」ことも。夏の大会の応援に駆け付け、11月7日に行われた平沼高125周年式典の司会を務めるなど、母校愛も強い。

 ○…早稲田大で学び、進路を考えた時に頭に浮かんだのは没頭していた野球の存在。テレビも好きだったことから、野球の実況アナウンサーを夢見て日本テレビへ入社。思春期だった中学時代は「笑ったところを見たことがない」と言われたほどで「しゃべる仕事で大丈夫?と同級生から心配された」と笑う。「岸恵子さんや草笛光子さんは平沼の大先輩。草笛さんは番組でも『後輩』って言っていただいて。同窓生の絆を感じます」

 ○…そこで服を買うと誰かと被ったという「ビブレ」や「横浜のザ・ごちそう」と断言する「ハングリータイガー」の思い出は横浜を離れた今も忘れられない。「学生時代に出会った人たちは、その後の人生で長く助けてくれる存在になっている。これからも出会いを大切にしていきたい」

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