港北区 教育
公開日:2014.11.20
大曽根小創立50周年
「夢 育む場であり続ける」
6200余人を輩出
「スピードだせば夢がわく 世界をはしる夢がわく」―。横浜市立大曽根小学校(藤馬亨(とうますすむ)校長/生徒数765人)が先月、創立50周年を迎えた。11月15日には関係者が多数集まったなか記念式典が盛大に行われ、節目の年を皆で祝った。
港北区のほぼ中央部、鶴見川沿いの閑静な住宅地に設置される大曽根小学校(大曽根2の31の1)は、大綱小学校から独立する形で1965年9月、開校した。初代校長は岡田大吉氏、現・藤馬校長で14代目となる(初代PTA会長・嶋村尚美氏、現・荒巻正則氏)。これまでに6201人の卒業生を輩出してきた(13年3月時点)。
学区は大曽根・大曽根台・樽町で、周辺は民家やマンションなどの住宅地のほか、事業所、大規模な工場、スーパーがある一方、長く地域住民に密着し、親しまれて続けている大曽根商店街があり、人情味あふれる一面をのぞかせる地域でもある。
大綱小学校分校として開校した当時、周囲は一面田んぼや畑。校庭も雨の日はぬかるみ、半分は池のようになる状態だったという。その後人口増加に伴う形で宅地化が進み、徐々に現在のまちの様相へと変化を遂げていった。
図書館を設置
開校時から学校とPTA、地域が一体となり、学校運営を支えてきたのが良き伝統であり、校風だ。市内では珍しい図書館の設置、顕微鏡・各教室へのテレビ導入などは地域の有志が、「子どもたちの教育環境を整えたい」と願い、寄贈してきたもの。また、校歌・校章にも思いが込められており、校章は著名なデザイナーが手掛けており、校歌を作詞した永井鱗太郎は、児童劇作家として著名な人物。歌詞に「あなたもきみもハイ ハイ ハイ」や「新幹線」「夢」といった独自の世界観が反映されている。
校歌に願い宿る
同校では創立を記念し、様々な取り組みを行ってきた。各クラスで学級目標などを書いたパーツをつくり、学校外観を表した壁画を体育館に飾った。このほかにも校庭のボールあて壁へのペイントも行った。ウォールペイントの創始者として知られるロコ・サトシ氏を招き、「夢」をテーマに児童たちが「漫画家になりたい」「科学者になりたい」「宇宙にいきたい」などを鮮やかな色を使いながら描いていった。
藤馬校長は「校歌の歌詞に『まどから見える新幹線 その横追って急行電車 スピードだせば夢がわく 世界をはしる夢がわく』がある。偶然にも今年は新幹線開通50周年でもある。開通時、『夢』が皆にあったと思う。そして教育にはずっと『夢』が必要です。教職員、PTA、地域の方々と力を合わせ、これからも『夢』を持って子供たちに接し、『夢』を実現できるよう、頑張っていきたい」と話していた。
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