弾き語りをする亀井君
下田町在住の横浜市立盲特別支援学校に通う亀井康生君（12歳）が小学部を卒業することを記念し、３月27日、城郷小机地域ケアプラザでピアノ弾き語りライブを行った。
１年生から本格的にピアノを始め、昨年は「第64回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」で小学４年生以上が対象になるピアノ２部と創作・編曲の部ともに３位に入賞。先ごろ行われたソニー・ミュージックエンタテイメント主催の「きっずじゃずコンテスト」では優勝に輝くなど躍進中だ。
将来の目標は「日産スタジアムでコンサートを開くこと」。そのためにも、中学では「少しでも多くのライブをしていきたい」と熱を込めて語った。
当日は卒業をテーマに作った新曲「ふたり」を含むオリジナル７曲など全11曲が披露された。力強くまっすぐな歌声と小学生が作ったとは思えない切ない歌詞に涙ぐむ姿を見せる人も。みんなで歌うコーナーでは、亀井君のピアノ伴奏で「さんぽ」「花」などを来場者が合唱するなど会場を笑顔に包んでいた。
京都から訪れた青野真佐子さん（79歳）は、「評判を聞いてやってきた。まだ幼いのに恋の歌も歌うからびっくり」と話した。
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