「港北区民表彰」が先ごろ発表され、ＬＰガスとピュアウォーターの供給・販売を行う（株）トーエル（中田みち代表取締役社長）と、横浜市立太尾小学校マーチングバンド部（鷲山龍太郎校長）が表彰された。
地域社会づくりに尽力し、顕著な功績を示した個人・団体を表彰する同表彰。１９９８年に始まったが、このほかの様々な表彰制度で選出が重なることが増えてきたことや、対象者がいなかったため08年から一旦止まっていた。しかし、各種表彰制度の対象外で重要な活動をする個人・団体を評価したい考えが区側にあり、７年振りに復活した。
トーエル
トーエルは、２０１０年10月に設立した同社雇用者向けの事業所内保育所を今年4月から、一般市民向けに開放し、受け入れを開始。区の課題である待機児童削減への一助を果たしたほか、２０１２年２月、同社が持つＬＰガスと水を災害時に区に優先的に提供する協定を締結した点が評価された。
中田社長は「経営理念である『商いは全ての人に仕えること』をモットーに１９６３年に港北区で創業した企業として今後も地域貢献を続けたい」と話した。
太尾小 マーチングバンド
太尾小学校マーチングバンド部は、全国大会７年連続、金賞５年連続受賞が評価された。同部は現在、３年生から６年生の計72人が所属。月曜日から金曜日までの朝・土曜日に熱心に練習を重ねている。美しい音色を奏でる楽器演奏力、図形など多彩な動きを見せるフォーメーション、さらに演出を加えた構成力は群を抜いている。顧問を務める米谷学教諭は「子どもたちがマーチングバンドを部を通して、あいさつなど人間的に成長することが願い」と力を込める。
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