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公開日:2017.08.03
綱島駅西口
「日限(ひぎり)地蔵」祭り復活へ
祠の補修がきっかけ
綱島西口商店街に祀られている、お地蔵様「日限(ひぎり)地蔵」。この地蔵の祠の老朽化を受け数名の地元住民が発起人となって署名を集め、新たな祠が7月に完成した。18日には完成式が行われ、今後は地蔵祭り復活の動きもある。
「日を限って願いごと」
「日限地蔵」とは、日本各地に存在する地蔵菩薩で「日を限って願いごとをすると叶う」といわれている。
この地蔵の近くで「宝石・メガネ・時計・補聴器中森本店」を営む綱島商店街連合会の中森伸明会長によれば、約60年前、小学生の頃にはこの地蔵菩薩の祭りがとり行われており、太鼓の音に誘われて集まった子どもたちにお菓子が配られていたという。また以前は近くの別の場所にあった「日限地蔵」だったが、昭和40年頃にビルの建て替えに伴い、今の場所に移築された経緯もある。
今回の建て替え前には、祠の屋根が傾き、柱も腐っていた状況。そこで近隣の住民らが発起人となって働きかけ、補修工事の署名を集め、その過程で「亡くなった母親が以前日限地蔵の祠の屋根を葺いたこともあり、自分も手作りの前掛けなどを寄付してきた」という近所の上島睦子さんが厚意で工事費の寄付を申し出たことで新調が決まった。新しい祠は7月に完成。18日には、約30名の地元住民が集まり、完成式も行われた。
今後は「お地蔵さまを守る会」として綱島西口商店会(笈川宜久会長)と綱島西口商栄会(猿渡功会長)がお供えや掃除など管理をしていく予定。笈川会長は、「詳細はまだ決まっていないが、新しい祠を大切に守っていきます」と話した。
9月にイベント準備
さらに中森、猿渡両会長によれば、今回お供えの千羽鶴を折って寄贈した綱島小3年生児童と、近隣の尚花愛児園の園児らを9月に招待し、「日限地蔵」のいわれなど地域の文化を子どもらに伝えるとともに、「日限地蔵」のお祭りを数十年振りに復活させようと動いているとのこと。可能であれば、定期的にこのような行事を行い、「今回のことをきっかけに、綱島の新たな名物・名所にしていければ嬉しい」(中森会長)と話していた。
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