日吉本町にある天台宗、金藏寺(内田大恵住職)の本堂前に釈迦如来坐像が鎮座しており、内田住職によると、この釈迦如来の参拝者が増えているという。
釈迦如来坐像が同寺院に建立されたのは昨年夏。それまでは下田町の石材店、株式会社石榮の敷地に飾られていた石像だったが、住職がその前を通るたびに「とても良い表情をされている」と感じていたそう。内田住職と石材店の社長は知り合いだったことから、住職が社長に直接かけあい、「ご縁があって」(内田住職)同寺院の境内へ。内田住職による入仏開眼供養を経て建立された。
天台宗の宗祖、伝教大師の生誕1250年等に合わせた祖師先徳鑽仰大法会(そしせんとくさんごうだいほうえ)(2012年4月〜22年3月)の期間内に一つの寺で一つの取組みをする「一寺報恩」という事業の一環。釈迦如来坐像の建立は、総本山延暦寺にも報告した。
鎮座する場所は、参拝者の目につきやすい本堂前、向かって左。「本堂内にはお釈迦様が鎮座されているので、その御前立として座っていただいた」と内田住職。建立当初から本堂に参拝した後、すぐ隣の釈迦如来坐像に手を合わせる人が多く、その後、釈迦如来坐像目当ての参拝者もみられるようになっていったという。
内田住職は「どうぞお気軽にご参拝ください」と話している。
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