中山小学校６年３組
ポスターと動画製作
「ビーコル」の試合を周知

ポスターを佐藤区長に手渡す児童

　中山小学校６年３組の子どもたちは今年、総合的な学習の時間で、横浜市を拠点とするプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」（ビーコル）の試合を告知するポスターと動画の製作に取り組んだ。ポスターを緑区役所内に貼ってもらおうと、児童たちは12月９日、同区役所を訪れ、ポスター５枚を佐藤康博区長に手渡した。

　緑区の担当者はポスターを同区役所に掲示。動画は15秒の映像２種類で、区役所２階の戸籍課窓口案内の上のモニターで流している。ポスターも動画も来年１月９日（金）まで見られるという。

｢地域盛り上げたい｣

　同校の担当教諭によると、今回の製作の背景には「地域に恩返しがしたい」という児童の思いがあるという。子どもたちから「スポーツを通じて地域を盛り上げたい」との案が上がり、同教諭が「横浜ビー・コルセアーズのお手伝いをしてみない？」と提案。子どもたちが賛同したほか、同チームも児童の協力を快諾したことで、両者による地域連携プロジェクトが始まった。

　子どもたちは11月３日に開催された「中山まつり」で、同チームによるシュートゲームのコーナーを手伝ったほか、26年２月１日（日）に横浜国際プールで行われる名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの試合を周知するポスターと動画の製作に挑戦。同チームのロゴマークを入れたり、チームカラーを取り入れた配色にしたりと趣向を凝らした。

　ポスター製作に当たった児童の一人は「一人ひとりが個性を出し合い、協力して製作した。同じ試合の内容だけど、それぞれ見ごたえがあると思う」と話した。

　かつてバスケットボール部に所属していた経験があるという佐藤区長は「皆さんの作品を見て、横浜ビー・コルセアーズにもっともっと頑張ってもらえたらと思います」と児童に語った。同校の担当教諭は「子どもたちは、ポスターが区役所の壁に貼られるのを見て達成感があったと思う」と話していた。