港北区版 掲載号:2018年4月26日号
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横浜公演が開幕した劇団四季『ノートルダムの鐘』の主役の一人を務める 飯田 達郎さん 横浜市在住 

透明な心で 役に向き合う

 ○…「役の前では透明で」。作り込まず、自然にいることが演じるということ。主役「カジモド」に、まっさらな心で向き合う。「客席からの熱とその空気の中でカジモドが生きる。絶対に失敗できないからこそ演じ切った充足感は大きい」とまっすぐに語る。

 ○…「皆期待しているんだ、早く東京に行け!」。歌手になりたいという漠然とした思いに火を点けたのは、成人式で再会した旧友の一言だった。さらに「井の中の蛙だ」と父から手渡されたのは劇団四季オーディションの資料。燃え上がる闘争心を胸に、狭き門を突破した。しかし真の難関はそこから。「ダンスは全くの初心者でとにかく大変。食らいついていきました」。やっとの思いで辿り着いた初舞台は、奇しくも、先に同劇団に入団した兄が初めて出演した作品だった。

 ○…音楽一家に生まれ、幼い頃から歌が好き。「ホームビデオは大体歌っています。九九もヒップホップで覚えました」。歩きながらも歌ってしまうほどの日常。仕事面も音楽に関しては特にプライドを持って臨む。「心の変化に合わせて”歌の中にあるドラマ”を読み解いているときがとにかく楽しい」。そう言って口ずさむそのメロディは優しく、役への真摯な眼差しが映し出されている。

 ○…「カジモド」は周りから醜いと蔑まれる孤独な青年。深い深い真っ暗闇の中で光を待ち続ける彼を愛おしく感じるのだという。「前世はカジモドだったんじゃないかと思うほど、無理なく入り込める落ち着く役」。細かく分裂する枝のように、無数に潜む彼の心の引き出しを見つけては、自分とリンクさせる。「演じるたび寿命が縮んでいると思うほど、彼の心を探るのは複雑で難しい。まずは1000回演じたいな」

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