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港北区 社会

公開日:2021.03.18

こうほくSDGs企業探訪
すべての人に「口福」を
HANZOYA PARK

  • 加藤英二代表取締役

 1991年、新横浜に欧風料理半蔵屋を開業し30年。昨年11月には、大豆戸町に庭とテラスのあるレストランとパン工房「HANZOYA PARK」((株)ドリームカムトゥルー企画/大豆戸町1149)としてリニューアルオープンさせた。長年ウエディングレストランとして業務を行っていたが「母の現役引退に伴い、フランス料理店として場所も移し、新たな一歩を踏み出すことになりました」(加藤英二オーナーシェフ/代表取締役)。新レストランは、06年から始めた「パン工房シャンドブレ」と同じ敷地内に中庭を囲むように作られた。コロナ禍でお披露目ができなかったが、この3月・4月と2カ月にわたり特別割引コースの提供を行っている。

病気や嚥下が難しい人も

 以前はフランスの二つ星レストランでも働いていた加藤シェフ。40歳の時にくも膜下出血で倒れ、死線を彷徨ったのが大きな転機に。人一倍「食」にこだわりがあるからこそ、病院の嚥下食が「つらかった」。その後、病気で食事に不便がある人やその家族も安心して食事を楽しめる環境を整えてきた。「酵素均浸法」という特殊技術で味や形はそのままに食材が柔らかくなる調理法などを駆使し、食に制限がある人もその家族も美味しく食べられる「スラージュコース」を東京医科歯科大教授らと開発、16年から提供している。またすべての人が街のレストランなどで食を楽しめる環境を整えるため、一般社団法人社会福祉調理師協会も設立し、啓蒙活動にも力を入れる。

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