車の運転中に交通違反をすると、アナウンスで危険を指摘する法人向けアプリを、新横浜のジェネクスト株式会社(笠原一代表取締役)が開発。6月下旬から提供が始まっている(有料)。
アプリは「AI-Contact NOW」。アプリ起動中に運転すると、道路の標識情報などから一時停止線や速度超過、踏切等での危険を事前又は違反中にリアルタイムでアナウンスする。また普段から一時停止線で適切に停止しているドライバーにはアナウンスが流れなくなるなど、一人一人の特性に合わせて最適化されるようになっているという。
以前から交通事故の鑑定事業を行っている同社。「違反がなければ娘は亡くなっていなかった」という声など、遺族や加害者から話を聞く中で交通事故自体をいかに減らすか模索するようになったという。
事故の前には何らかの違反があるケースが多いことから、3年前、違反したかを運転後に確認できるアプリのサービスを開始。運用中の企業の運行管理者らから「違反したらその場で教えてくれるアプリが欲しい」と要望があったことを受け、今回のサービスに着手してきた。同社の山地瞭さんは「企業の交通事故は経営に深刻な影響を及ぼす大きなリスク。アプリを通じ安全意識向上に寄与できることを願っている」と話している。
企業のアプリ導入には同社プランの契約が必要。月額1628円/人(年一括払いの場合)。詳細は同社【電話】045・594・9366。
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